↑使用した並び
【結果】
TN The POWER 最終レート 1910
TN アラモード 最終レート 爆死
【考察と構築経緯】
前期は非常に悔しい思いをしたので同じ思いはしたくないと思い、序盤から沢山潜り、構築記事も読み漁った。
まずはなんと言ってもカイリューだが、前期の間違いなく最強ポケモンであり、今期も数が増える事は確実である為このポケモンに勝てなければ話にならないと思いカイリューに強そうなポケモンを探した。
候補として挙がったのがセグレイブであり、マルスケを貫通しながら殴れ、ノーマルテラス等の氷柱針を等倍で受けてくるカイリューに対しても舞わせる程の隙は見せない為カイリューに対応可能だと思った。セグレイブの弱みとして鋼テラスにワンパンされる上に打点がない(地震はあるがサーフゴー等をワンパン出来ない)+中途半端なSによってドラゴンミラーで上から殴られる。この2点が弱みだと思い、弱点をカバーしながら対面駒としても動かせる襷セグレイブを採用した。
襷ポケモンを使う上で裏から襷ポケモンを出す場合にやはりステロが痛く、前期流行っていたデカヌチャンやステロコノヨザルから、カイリューを展開される動きにボコされた為、ステロを撒かせない動きを考えており、初めは隠密マントガブリアスにそれらを一任しており、電気玉投げつけるコノヨザルには強めに動けていたが、デカヌチャンに対してはアイへで怯ませなければいけないという非人道的な動きだった為、それ以外でステロを撒かせない動きを模索していたところたまたま草テラスで試運転していた眼鏡ウルガモスの炎テラスオバヒでそこそこ数を増やしたバンバドロやカバルドンもワンパン出来る事に気付き炎テラス眼鏡ウルガモスを採用した。
隠密マントガブリアスはネタかと思いきや前期あまり対策されておらず強者の方が動きやすそうと話していたキョジオーンやクエスパトラに対して普通に強かった為、そのまま続投した。
カイリューが鉢巻だった場合、襷セグレイブでは勝ち目がない為、後出しから受けながらマルスケを削る、そもそも鉢巻神速の一貫を切りながらアドを取りに行ける、HBゴツメカイリューとHBサーフゴーをそれぞれ採用した。
これらを軸としてここまでで重いドラパルトやガモスが削られ過ぎた際に裏からくるサザンドラやサーフゴーに後投げして強く出れるドドゲザンを採用して構築が完成した。
【個体解説】
ガブリアス@隠密マント
性格:陽気
特性:鮫肌
テラスタイプ:鋼
183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)
◆AS-ミラー意識最速
超絶主人公。ポケモン対戦をやってて改めてガブリアスはヤバいと感じた。火力や素早さが素晴らしいのは勿論なのだがそれよりも固すぎる。今までこのポケモンをあまり触れて来ず、最終日まで使ったのは初めてだったのもあって思ってたよりも20倍くらい固かった。
隠密マントは上述の通り初めは、電気玉投げつけるコノヨザルへのメタとして採用(終盤は一切見なかった)し、副産物としてキョジオーンの塩漬け、クエスパトラのルミナコリジョンへの耐性も付けられていて偉かった。偉ぶりである事には間違いないが。キョジオーンに関しては正直言うと、鉄壁ボディプや霊テラス呪いには勝てないが、後述するサーフゴーと合わせて見ることで処理を一任していない。テラス鋼は処理が少し面倒なセグレイブをぶっ○したり、単純にフェアリーへの耐性を付けれるのが強かった。
性格:図太い
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:妖
流星群/炎の渦/アンコール/羽休め
197(244)-×-154(196)-120-120-109(68)
◆HB-奇数、11n調整
◆S-余り、準速ドドゲザン、遅いロトム意識
最強ムーミン。バグ特性と妖テラスによってあらゆるドラゴンミラーに対して1ターンラグを作れ、渦+アンコで嵌める動きは強いが、今期はこの型自体は世に広まっていたのもあり、警戒された立ち回りを取られることが多かった。しかしそれでも型の匿名性による選出画面での圧力とアンコで動きを縛って裏に繋げる動きだけでも強く、十分過ぎる活躍で勝利に貢献してくれた。
最終日1日2日前くらいまではご機嫌斜めだったようで流星を外しまくっていて心配だったが、最終日での自覚は素晴らしく、渦は一度も外さず、流星も1度外したものの大事な場面ではなかったので特に問題なく、麻痺っても動いて欲しいところでしっかり動いてくれた。さらに小さくなる2積みフワライドに対しても1発でアンコを当ててドドゲザンに上手く繋いでくれた。
セグレイブ@気合の襷
性格:意地っ張り
特性:熱交換
テラスタイプ:氷⇔鋼
氷の礫/巨剣突撃/氷柱針/地震
191(4)-216(252)-112-×-106-139(252)
◆AS-礫で無振りガブを75%で落とせる意地
最強であり最弱。火力と技範囲が偉く、選出画面での圧力が高いが、使うと「ん?」ってなる。氷柱針を当てる回数も運に依存する為、2回以上当たらない日は何度も情けない声で嘆いていた。
襷を持つことで遅いサーフゴーを地震×2で落とせ、スカーフでも地震+礫で落とせるので対面的に処理できる。これよりも偉いのは初手のドラゴンミラーになった際、こちらはテラス択に一切ならないところで、初手テラス切ってこちらをワンパン出来ず、ある程度相手を削ってからこちらが有利にその後の試合展開を握っていける。
テラスは氷だと礫のリーチが伸び、鋼だともしステロを撒かれてしまった際に、裏の飛テラスカイリューに舞われてセグレイブの襷が潰れた状態で対面しても、飛テラバを半減で耐えて反しの氷柱針で倒す事が出来る。
ドドゲザン@オボンの実
性格:慎重
特性:総大将
テラスタイプ:悪
不意打ち/アイアンヘッド/土下斬/剣の舞
207(252)-156(4)-140-×-150(252)-70
◆HD-チョッキと同じくらいの固さを再現出来る
幾度となく試合のピンチを救った僕らの大将。珍しいHDオボン。火力は剣舞頼みになるが、サイクルを回せてかつ剣舞で崩しの性能も欲しいという我儘な要望をどちらも叶えようとした結果こうなった。相手視点ダメージ的にチョッキと思っていたら剣舞を積んできて試合のプランが崩れるみたいなことが起きる。ASよりもサイクルが回しやすいという点で自分には合っていたと思う。また、素の耐久とオボンがある事で無理矢理剣舞をしてもある程度の体力を確保して殴っていく事が出来る。構築単位で重いドラパルトに対する安定した引き先になれる為、外せないパーツだった。
一度1対3の状況から捲って勝った試合があり、それ以外にも最後の1匹として投げた時に「こいつならワンチャンある」と何度も思わせてくれるくらい信用していた。まさに総大将。シーズンを通して4、5回当たったフワライドからクエスパトラに繋ぐ小さくなるバトンに対しても土下斬連打するだけで相手は終わるので害悪構築を咎めれる点もかなり優秀だった。
サーフゴー@食べ残し
性格:図太い
特性:黄金の身体
テラスタイプ:飛
ゴールドラッシュ/シャドーボール/悪巧み/身代わり
193(244)-×-154(196)-153-111-113(68)
◆HB-残飯の回復最大効率、11n調整
◆S-余り
ガチ陽キャ。渦カイリューに後投げからテンポを取れたり、上述したガブリアスだけでは見れない鉄壁ボディプや呪いキョジオーンに対して再生等のタイミングで後投げして身代わりで起点にしていく。キョジオーンが言うほどいなかったことやドドゲザン、ウルガモスの方が明らかに個体数が多かったことから選出率は恐らく1番低いが、出した時はしっかり活躍してくれた。
素の火力が非常に高いことで火力に努力値を振らずとも、有利対面身代わりを打っておけば相手は起点になるか裏のポケモンが致命傷を負うかの2択を押し付けられて安定択だけで相手を大幅に削る事が出来る。また、上述の通り、カイリューの鉢巻神速の一貫を切る事が出来、飛テラスがある事で地震の一貫も切れて拘ったカイリューに関しては最後に詰ませることも出来て、渦カイリューに対してはアンコールは効かない、渦もゴーストがある事で抜けれるどころか身代わりでバインドダメすら入らず起点に出来る。使っていて楽しいポケモンであった。
ウルガモス@拘り眼鏡
性格:臆病
特性:炎の身体
テラスタイプ:炎
火炎放射/虫のさざめき/ギガドレイン/オーバーヒート
161(4)-×-85-187(252)-125-167(252)
◆CS-ミラー意識最速
本構築のMVP。並大抵の耐久じゃ受けることは不可能。初めは草テラスで採用していたが、草テラスを切らなくても立ち回りでカバー出来る試合が多かった為、模索していたところ炎テラスオバヒで初手に出てくる殆どのステロ撒き(バンバドロやHDコノヨザル)をワンパンする事が出来、相手の試合展開を作らせない。こちらの構築にステロが刺さっていることもあって構築との噛み合いはかなり良かったと思う。
有利対面を作った際の裏にかける負荷が尋常じゃなくカイリューに対しても羽を半強制させるくらいの火力が出る為、安全に裏に引く事が出来る。
シーズンを通してのやる気が半端じゃなく、オバヒは一度も外さなかった。さらに上述したドドゲザンで1対3の状況から捲ったというのは実はガモスの置き土産で相手を燃やしてくれたところも関係している。ガモスがいなかったら心が折れてたと思うのでかなり救われた。
【選出と立ち回り】
終盤1番多くした選出。ステロ+カイリューと見た時にカイリューが舞羽である事は分かるので初手のステロ撒きを炎テラスオバヒでワンパンして出てくるカイリューに対して竜舞に後投げし飛テラスならセグレイブで、無テラスの神速地震ならゴツメカイリューで対処する。
②ドドゲザン+サーフゴー+カイリューorセグレイブ
or
ドドゲザンを選出したい時の選出。ドドゲザンはカイリューに対して隙を見せてしまい、起点にされるのでカイリューをこちらのドドゲザン以外の2枚で見るという選出。ドドゲザンは投げたくても選出画面でのカイリューの圧力で渋って投げれない時があったので見極めが大事。
相手にラウドボーンがいた時に考える選出。セグレイブ+ガブリアスの圧力でラウドボーンにテラスを切らせるよう促してウルガモスの眼鏡オバヒで屠る。
④ガブリアス+サーフゴー+@1
@1
キョジオーンやクエスパトラがいた時にする選出。キョジオーンに対しては剣舞から入っていきなり崩しにかかる。相手が鉄壁で積みあって来たり、霊テラスをしてきら塩漬けが来ないタイミングでサフゴに引いて身代わりでテンポを取っていく。
正直③④はピンポな選出パターンの為あまり選出した事はない。しかしこれらを意識して立ち回ることで勝つことが出来ていたので間違ってはいなかったと思う。
【構築単位で無理なポケモン】
①キラフロル
襷を持つことによってステロ展開を作られる。物理で殴れば毒菱を撒かれる。こちらがキラフロルに最低限の仕事量で突破出来るのがサーフゴーしかいないがサーフゴーも速い個体では無いためマッショ×2とか大地×2とか普通にキツい。なんなら無理。
特性による行動保証でステロを展開してくる為、選出画面で見た瞬間に絶望していた。しかしこちらはガモスから入らざるを得ない為、渋々ガモスから入ってステロ撒かれて負けてた。
選出画面上では型が断定に確信が持てず、展開系のバンギラスはどうにかなるが、どいつもこいつも竜舞イカサマダイスで発狂してた。最終日にガブバンギという並びに当たって型も分からない分かったとしてもどうすんの?状態に陥って死を覚悟した。でも何故か勝った。なんで勝ったのかは覚えてない。
【総括】
構築としては個人的に完成度の高いものが出来たと思う。プレイングも序盤から潜った甲斐あって終盤はある程度の試合プランを組み立てれていたのでよかったと思う。最後は保存という形で正直、良いとは言えない終わり方だったが、レートは自己最高を更新出来たのでそこは満足している。次の目標は恐れず潜ることにして次シーズンも頑張る。
ガブリアス、カイリュー、セグレイブ、ドドゲザン、サーフゴー、ウルガモス、最後まで一緒に戦ってくれてありがとう!愛してるよ。