こんにちは。ぷりんです。
今回はS12で使用した構築の紹介になります。
↑使用した構築
【構築経緯】
前シーズンはモチベがなかったとは言え、かなり悔しい想いをしたのと崇拝している「うわっきー」さんが最終1位を取ったことでやる気が漲っていた為、序盤から真剣にランクマに取り組み、構築記事も沢山読み漁った。
そこで読んだ記事の中で1つの強そうな動きであったスカーフ水ウーラオスの蜻蛉返り→眼鏡サーフゴーorクッションが強そうだと思い、それらを組み始めとした。
クッション枠としてマルチスケイル+羽休めによる詰め、受けの性能に加えて対面からアカツキガチグマを嵌められる、後投げからでも対応可能な炎の渦+アンコールのフェアリーテラスHBDカイリューを採用。さらに、電磁波ハバタクカミやステルスロック撒きに対して動きを阻害出来、アカツキガチグマにも強めな挑発ステロディンルーを採用。これらを軸として保管枠を決めていった。
まず、スケイルショットの台頭によってカイリューやガブリアスの抜き性能を阻む為ドラゴンの一貫を切りたいと思い、カイリューの地震等に後投げ出来るHBエナジーハバタクカミを採用。最後の枠にはウーラオスの水流連打やイダイトウのウェーブタックルに対して選出画面の時点から圧力をかけていける水オーガポンを採用していたが、自分視点も選出択になる、カイリューに滅法弱く、電磁波を撃たれる隙を見せてしまうという点から、それらの点を全て解消しながら対面駒として腐ることの少ない電気テラス襷パオジアンを採用して構築が完成した。
結果的に旧BIG6の並びとなった。
【個体詳細】
ディンルー@オボンの実
性格:腕白
特性:災いの器
テラスタイプ:毒
カタストロフィ/ベビーボンバー/挑発/ステルスロック
261(244)-139(68)-160(4)-×-112(92)-78(100)
◆H-奇数最大
◆HD-C205ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを15/16で耐え
最強ステロ枠。初手の電磁波カミやステロ撒きに対して無類の強さを発揮する。ハバタクカミを意識して地震ではなくヘビボンを採用している。エナジーでなければ環境にスカーフカミが殆ど存在しなかったことから眼鏡であることが分かる為、テラスを切ってヘビボンで対面処理出来る。相手視点も体力満タン時であればのディンルーを眼鏡ムンフォで落とせるか怪しいラインである為、テラスを切ってくれることが多かった。
初手ステロ撒きと対面した際には必ず挑発から入ることを徹底した。仮にディンルーミラーで挑発から入ってカタストロフィを撃たれた場合でも裏にディンルーを残すことが強くない為、挑発→ステロ→カタスで削りを入れて退場して貰い、ステロを撒かせずにこちらの対面的な動きを強く押し付けて行ける。
毒テラスはカミのムンフォに耐性を付けるという面では勿論、受けループやキョジオーン+ドヒドイデといった構築に対して毒菱を回収出来、挑発+ステロ+カタスで釣り交換を駆使しながら容易に崩していくことが出来る。
カイリュー@食べ残し
性格:腕白
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:フェアリー
地震/炎の渦/アンコール/羽休め
197(244)-155(4)-144(124)-×-135(116)-103(20)
◆HB-テラス時にA172パオジアンの氷柱落としをマルチスケイル+残飯込で96.6%で3耐え
◆HD-C205アカツキガチグマのブラッドムーンをマルチスケイル+残飯込で94.5%で2耐え
最強ムーミン枠。うわっきーさんの記事を読み、最強過ぎると思い、調整をパクった(うわっきーさんは電磁波採用で物理技がない為、C4振りA0個体)。電磁波は警戒されておりサーフゴー引きを無限にされて一点読みがウザすぎた為、採用を止めてサーフ引きを咎める地震を採用した。実際に電磁波を打ちたい場面や電磁波を入れていればという場面もあったが、それ以上にサーフ引きをされて後手に回ることが多かった為、地震にして特に問題はなかったと思う。うわっきーさんの記事にもある通り、このカイリューは渦+アンコ+羽で役割を完結している為、4枠目は構築に合わせてカスタマイズが可能であった。
役割対象であるアカツキガチグマに対して無類の強さを誇り、ブラッドムーンをアンコールして悪足掻きと渦の定数ダメージで削り切るという発想が天才過ぎて泣いた。アカツキガチグマが解禁された時からカイリューのアンコールが強い回答の1つだと言うことは分かっていたものの形に出来ず、悩んでいたが、それをしっかりと形にして結果を残すうわっきーさんを初めとした上位勢は本当に凄いと改めて感じた。
サーフゴー@拘り眼鏡
性格:控えめ
特性:黄金の身体
テラスタイプ:鋼
ゴールドラッシュ/シャドーボール/10万ボルト/トリック
171(68)-×-116(4)-189(148)-116(36)-136(252)
◆HD-C176テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプを確定耐え
C176テツノツツミのフリーズドライ+ハイドロポンプを確定耐え(テラスポンプもまぁまぁ耐える)
C187ハバタクカミのシャドーボールを15/16で耐え
◆S-準速(最速キノガッサ抜き)
最強特性眼鏡枠。数シーズン前から流用している個体。準速の眼鏡サーフが強すぎてこの眼鏡サーフ以外使える気がしない。
カイリューやハバタクカミの電磁波を初め、ロトムの鬼火、ドヒドイデの毒菱、キノガッサやモロバレルの胞子等を完全にシャットダウン出来る黄金の身体+優秀な耐性がいつも強過ぎる。受けループやキョジオーン軸は上述したディンルーとサーフゴーを組み合わせることで負けることはほぼほぼ無くなり、この世の悪を成敗出来る。
前の記事や上述にもある通り、準速がガチで強く、スカーフではない=遅いと勝手に判断している甘えた突っ張りを咎めることが出来る。またウーラオスに対して耐久に振っている=Sに振っていない(準速キノガッサ抜きに抑えてる)ことが多い為、上から殴れるという風に優位に働いたことが多かった。
余談だがこの調整も何時しかのうわっきーさんのパクリ。
パオジアン@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:災いの剣
テラスタイプ:電気
氷の礫/鬱憤晴らし/氷柱落とし/テラバースト
155-187(236)-111(84)-×-85-179(188)
◆A-11n最大値
◆HB-A204カイリューのスケイルショットを96.5%で5耐え
A200ウーラオスのパンチグローブ水流連打を確定耐え
◆S-最速オーガポン抜き
最強最悪襷枠。これもうわっきーさんのパクリ。従来のパオジアン(霊テラス襷)は甘えるカミやウーラオス、ハッサム等の影響で若干の動き辛さがあったが、鬱憤晴らし+電気テラバーストによってそれらを解決した(ゴツメアローラキュウコンがキツい事には変わりないが)。威嚇持ちや甘えるに対して鬱憤晴らしを合わせて撃つことで想定していないダメージを叩き出し、破壊する事が可能。
電気テラスはテラバーストとして水ウーラオスへの有効打になることに加えて、電磁波持ちのハバタクカミやカイリューへ耐性を付けることが出来、非常に重宝した。
襷+耐久振りにする事で、襷を貫通してくる連続技(スケイルショットや水流連打)を耐えて返すことが出来る点もめちゃくちゃ強かった。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
性格:図太い
特性:古代活性
テラスタイプ:水
ムーンフォース/シャドーボール/甘える/痛み分け
162(252)-×-117(252)-155-155-156(4)
◆HB-A204カイリューの地震を確定2耐え
A182ウーラオスの水流連打+アクアジェットを94.0%で耐え
A182ウーラオスのテラス水流連打を93.8で耐え
A172パオジアンの氷柱落とし+氷の礫を86.5%で耐え
◆S-エナジーでS上昇(C.D<S)
最強エナジー枠。HBに特化することにより、カイリューの地震に後投げから展開する事が可能。上述のダメージ計算の通り、マジで硬い。甘える+痛み分けでの対面性能に加えてSエナジーによる多少の切り返し性能に優れ、対面選出をする際の優秀なフェアリー枠として活躍してくれた。
甘えるとSエナジーにより、竜舞持ちのドラゴンタイプに対して強く、スイープにも裏へ繋ぐ動きとしてもどちらに転んでもイーブン以上に持ち込める性能の高さは神と言わざるを得ない。
こちらのテラスが無い状態でも襷ウーラオスorパオジアン若しくはカイリューといった役割対象に対して、想定外の硬さで耐えて対面処理していくことが出来る為、HBエナジーカミ以外使えなくなると思えるほど強かった。
ウーラオス@拘りスカーフ
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
テラスタイプ:水
水流連打/インファイト/アイススピナー/蜻蛉返り
175-200(252)-124(28)-×-80-146(228)
◆HB-A182ウーラオスの鉢巻インファイトを15/16で耐え
A204カイリューのテラス神速を98.9%で2耐え
◆S-最速カイリュー抜き(スケショカイリュー意識)
最強熊さん枠。構築の組み始めであり、本構築のサイクルの初動を担うポケモン。基本選出であるウーラオス+サーフゴーはミラーの解消、テラスの誘発という点において攻めと受けの相性補完に優れている。
素の火力とタイプ一致+確定急所というバグ性能の技である水流連打により、崩しも行えることに加えてスカーフによるスイープ性能の高さも兼ね備えている。スカーフが本当に偉く、炎、岩オーガポンや眼鏡や襷ハバタクカミ等に対してケアしていない甘えた突っ張りを咎めることが出来る点がシーズンを通して良く光っており、対面選出をした際もスカーフによるある程度の行動保証が偉かった。
水オーガポンの台頭により、水流連打を安易に押せない点は扱う上で注意が必要だが、蜻蛉返りがある事でオーガポン引きにも対応可能である。アイススピナーはカイリューへの打点として重宝し、マルチスケイルさえ剥がしてしまえばスケイルショットで突破された場合でもスカーフで上から4倍弱点を叩き込む事が出来る。
【選出と立ち回り】
①
ウーラオス+サーフゴー+カイリュー
基本選出の形。スカーフウーラオスのTB→眼鏡サーフorカイリューという動きが多くの盤面で活きる。ウーラオスミラーで強い(スカーフTB→カイリューorサーフ引きで対応)、オーガポンにも対応可能(炎、岩ならばテラス水流連打、水ならTB→カイリュー引き)、アカツキガチグマにも後投げから対応可能(カイリューの渦+アンコで嵌めれる)といった様に対応可能な範囲が広い。
②or
ウーラオス+カイリュー+パオジアンorハバタクカミ
カイリューをクッションにした対面寄りな選出。終盤にいくに連れてこの選出をする事が一番多かった。①の選出と同じ様にウーラオスのスカーフTBや水流連打、カイリューを絡めて対面でもサイクルでも幅広く対応していく。最後のスイープや詰めとして襷パオorエナジーカミを残すかスカーフウーラオスの一貫を作るように意識する。
③@2
ディンルー@2
対ステロ撒きや電磁波カミ、カイリューへの対面選出。上述した通り、カバやディンルーに対しては初手挑発から入ることを徹底する。挑発→ステロ→カタスでの削りと入ることでこちらの対面的な動きを強く押し付けて行く。裏にパオジアンを置く場合は相手の水ウーラオスや水テラスを考えてテラスを温存しておきたいがディンルーがステロを撒くだけで終わるのは弱すぎる為、柔軟にテラスを切る、テラスを切るタイミングの見極めが重要。
④
ディンルー+サーフゴー+カイリュー
対受けやキョジオーン絡みへのサイクル選出。ディンルーのカタス+挑発で動きを阻害しながら、ステロ+眼鏡ゴルラ、渦+アンコで崩していく。ディンルーの毒テラスも絡めることでドヒドイデの毒菱展開に対してもかなり強く出ていける。キョジオーン軸に対しては相手の対面選出(イーユイ、眼鏡カミ、襷ウーラオス等)に対して後手に回ってしまい不利展開になる事が多い為、見極めが重要。
【終わりに】
今シーズンは頑張りましたが思うような結果が出ませんでした。いつも通り瞬間は割と良いとこまで行けましたが最終結果が言うのが恥ずかしいくらいのところで2シーズン連続で転んだのでかなり悔しいです。ガチグマに対しての安定した回答が最後まで出ず(ガチグマ+取り巻きという意味)、敗因の殆どはそこだと思います。また、リアルが忙しくしばらく言い訳にするつもりはないが明らかにプレイングの質が落ちていて中盤あたりでかなり焦った(スパボ級で負けまくって「何やってんだ俺は」って無限に言ってたし自分の弱さに絶望していた)。今期は完成度の高い構築を組み、最終日絶対勝ちたい。スポンジさんがスカーフウーラオスで最終1位を取り、使っていて1番使用感が良かったのでそこは間違っていなかったかな?と思うことにした。一緒に戦ってくれたポケモン達勝たせてやれなくてごめん。